いこいのブログ

施設のブログ:デイサービスセンターいこい

2019/06/25

センター方式

先日のデイ会議です。

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笑っていますが、遊んでいるわけではありません。

会議をしています。

今回はT様のカンファレンスでセンター方式を使い実施しました。

ここでセンター方式について少しご説明します。

 

センター方式とは・・・

認知症の利用者様に見られる不安や不穏は個人差があります。

個人差があるため、家族や介護職員、その利用者様に関わる全ての人が、

共通の認識がないと利用者様に対する支援がうまくいかず、症状を悪化させる

恐れがあります。

そこで認知症利用者様をサポートするケア関係者が、本人とその家族を

中心に互いに協力し合いながらどこに住んでいても、「その人らしい生活」

が送れるように支援知るためのツールとしてできたものです。

 

詳しくはセンター方式と検索していただいたら出てくると思います。

つたない説明ですみません<(_ _)>

 

いこいでは認知症の方を受け入れしています。

T様は、ご夫婦でいこいをご利用しています。

利用中は「帰る。」といい夫のそばを離れず、夫がトイレに行く際も追いかけ、

「もう帰ろう。孫が待っている。」と繰り返します。

利用中はずっと帰るとおっしゃり、表情も険しく、休まりません。

自宅でも昼夜構わず大変だそうで、夫の負担は大きいです。

 

本人様の不安を取り除いてあげるのはもちろん、夫の介護負担の軽減も

図りたいと今回センター方式を実施しました。

 

まずは私の姿と気持ちシートを作成。

職員が各々にT様の様子について書きました。

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次に24時間生活変化シートでデーターをとりました。

デイサービスなので、24時間ではなく、デイの利用中のデーターのみをとっています。

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その結果、帰るという時間帯がわかり、誰かそばでいると落ち着いて表情が

よくなることがわかりました。

 

今回の会議では、私の姿と気持ちシートと時間生活変化シートのデーターを

集計し、今後のケアを検討しました。

 

結論としてはまだまだケアの途中のため、結果は出ていません。

次のステップに進んでいます。

 

また、新たにセンター方式の活用を行い、次のケアを行っている最中です。

T様のケアの方法が職員間で共有することができ、また、

次のケアへの検討ができました。

 

少しずつになりますが、このようなカンファレンスの回数を重ね、

T様ご本人とご家族様が穏やかに過ごせるよう、支援していきたいと思っています。