秋月のブログ

施設のブログ:秋月

2016/09/09

8月 施設内研修

8月の施設内研修は、

以下の3つの内容について行いました。

 

① 高輪こころのクリニック院長 仲村 禎夫先生による

「認知症について」

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仲村先生の優しい口調に

皆聴き入っていました。

我々の対応により、

入居者様の表情が大きく変わります。

パーソンセンタードケア?

ユマニチュード?

タクティールケア?

ナラティブ セラピー?…etc

どの業界でもあることと思いますが、

介護の世界にも、ケアの歴史、

そしてその時々の「流行」があります。

特に認知症ケアについては、

脳科学の領域、あるいは現場の中から

新しい見解やアプローチが次々に生まれていきます。

我々もずっと勉強が必要ですね。

 

仲村先生、

初めてのご講義でしたが、

本当に有難うございました。

 

②介護課長 藤井による

「介護記録是正予防処置報告書」2回

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毎年行っていますが、

この研修で記録の役割や、

記録の種類・書き方を学んでいきます。

 

「ずっと使ってきた表現が間違いだと分かった」

「悩んでいた部分がすっきりした」

毎日の記録の助けとなった部分が多かったようです。

 

複数の職員が、あるいは他職種が、

一人ひとりにかかわっていく施設の生活では、

「記録」が思う以上に意味を持つ場面も多くあります。

 

こんなアプローチで、普段夜眠れない方がぐっすりと眠った!

こんなタイミングだと、普段進まない水分をしっかり摂れた!

この方から、あるいはご家族から、こんなお話を伺った!

そんな風に事実を共有したり、

あるいは、

「その人にとってのよりよいケアは?」

カンファレンスの場で、

生活を紐解き、

ケアの有用性を検証する為にも記録の蓄積が役立ちます。

食事や水分の摂取量、排泄の状況や

バイタルの記録は、お医者様にとっても大切ですね。

 

藤井課長の講義を通し、

施設介護における記録の重要性を改めて実感致しました。

「他人に伝えるため」の記録、

意識していきたいですね。

正しい日本語は美しいそうです!

(思わずブログを振り返って

赤面してしまうのでした。)

③看取り介助委員会 による

「看取りについて」

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主に老衰死について、

ビデオを元に学びました。

「お看取りは経験したことがあったが、自信になった。」

「苦しくないと分かってホットした。」

「皆で内容を共有して、

同じゴールを目指していける体制を作りたい。」

ベテランの職員も、

看取り介護へのかかわりは初めて!という若い職員も、

そして今まさに看取りに直面している職員も、

それぞれが気持ちを新たに

考えるきっかけになったようでした。

 

ラストステージを支えることは大変なことですが、

アンケートでも参加者全員が

前向きな意見ばかりでした。

 

まずは日常のケアをしっかりと行い、

自信を持ってお看取りを行っていきましょう!!

 

 

 

 

 

4回の開催で、

参加者は51名でした。