秋月のブログ

施設のブログ:秋月

2017/11/28

いくつになっても美しくありたい! フェイシャルエステにご参加いただきました。

秋月の介護職員の職歴は非常に多様です。

 

大学や専門学校から介護 一筋まっしぐらにやってきた職員もいれば、

未経験だけどご家族の介護がきっかけで…という職員も勿論いますし、

異業種からの転職を経験した職員も少なくありません。

(もとスーツ屋さんとか、もと編集者とか、もとシェフとか…

本当に多様です)。

つまり、色々な特技を持った職員がいるということです。

 

今回のフェイシャルエステの企画は、

現役で美容師を務めている4階職員T氏からの提案で実現しました。

日本理美容福祉業界に所属するT氏、

介護職員として業務をこなすのは世を忍ぶ仮の姿。

本職は、訪問理美容などに活躍するプロの美容師さんなのです!

週1回の介護職員としての勤務とは別に、

秋月にも、月一回、福祉訪問理美容氏として、

利用者様のヘアカットに来訪してくれています。

 

訪問理美容というのは、

施設に入所していたり、

在宅にいても、ご病気や障害など様々なご事情で

美容院や理髪店に行くのはご負担が大きい…という方のために、

理容師・美容師がご自宅などに訪問し施術するサービスです。

T氏は、若い理美容師さんたちを育てていく立場にもあり、

今までにも秋月で度々研修を企画する等、サポートしてきました。

 

本日はヘアーカットではなく、フェイシャルエステ!

というのも、介護業界では現在、

お化粧やネイルなど身だしなみから元気を引き出そう!というセラピーが注目を集めています。

特に女性に効果的なのは言うまでもありませんね。

 

とはいえ、その実施はたやすいことではありません。

ADLや認知麺の状況はどうか、入浴等の予定の調整、

肌が弱い方を避ける配慮は勿論のこと、ご家族やご本人の意向の確認など、

実施にあたり1・5階のフロアリーダーのS氏、理学療法士のT氏を中心に、

看護師や生活相談員も連携しながら、

施設全体で取り組みました。

そのようにして迎えた当日が、こちらです!

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一人あたり10分から15分間程度、

簡単なフェイスマッサージやパック、顔剃りなど、

プロの美容師たちが利用者様30名ほどに施術して下さいました。

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「あらぁ、なんだか本格的だねぇ!」U様も満面の笑顔です。

「Hさん、肌がきれいですね!」

美容師が施術しながら褒めると、嬉しそうにはにかんでいるのはH様。

「気持ちいいねぇ。綺麗になってもう一花咲かせられるかな⁉」

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K様は静かに微笑みながら、

ゆったりと美容師のフェイスマッサージを受けられていました。

H様はお顔剃り!

ヘアカットのときには美容師さんが来訪することが多く、

理容師さんでないと行えない顔剃りは、ニーズがありながらもなかなか実施できません。

「動かないで下さいね~。」

「恥ずかしけれど、お陰様ですっきりするねぇ。有難う。」

 

こちらではH様がフェイスパック中です!

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「ふふふ…出来上がりはお楽しみだねぇ。」

H様なんだか嬉しそうです。

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フェイスマッサージやお顔剃りも受け、

ピカピカに仕上がったのがこちら!

「嬉し恥ずかしだねぇ。」とくすぐったそうに笑いながら、

満更でもなさそうなH様。

お肌の張りや艶も勿論ですが、

一番の効果はやっぱりこの嬉しそうな表情ではないでしょうか⁉

ちなみに、この日は施術の後、いつもよりよく話し、

いきいきとされたご様子だったとのこと。

私たちでも、美容院に行った日は何となく気持ちが晴れやかで、

ネイルをしようかな? 新しい服や靴を買おうかな?

それを着てどこに出掛けようかな? と気持ちが外に向きますものね。

利用者様でも同じこと。

フェイシャルエステには、確かな効果があったようです。

 

今回は試験的な導入ということでしたが、

次回もまた施術を受けていない方を中心に実施できるといいですね。